【受賞】初めての学会発表(準備~当日)
一期生として入った研究室。初めて参加した学会発表で受賞(学生奨励賞)した(B3の時)。
今回、発表に向けて準備した事、発表時に意識した事・やった事はどれも無駄ではなかった。今後初めて学会発表する人にとっては、何かしら助けになると思い、ブログとして書き残す。
対象読者
- 学会に参加した事がない人
- 学会発表について他の人の感想が気になる人
- 学会発表までの流れを知りたい人
学会発表時の私の情報
発表時、私は情報系の大学3年生。。研究室に配属されてから約1年は経ったが、初めて書いた主著論文であり、初めての学会発表だった(その他に二つほど研究に携わってはいたが、一番メインで研究の全てに携わったのはこれ)。私自身は緊張しやすく、アドリブが苦手。
学会情報
HAIシンポジウム2021に参加した。70~80個ほどの発表があった。コロナ渦だったため、Gatherを利用したオンライン発表だった。
また、受賞した章の概要は以下の通り。
学生奨励賞(Student Encouragement Award)については,合計 70件の学生による発表のうち,学術の向上に貢献する優秀な研究発表であり,今後の一層の活躍を期待できる研究に対して奨励賞を選出しました.
発表前準備
論文やポスターを提出では、共著者やラボのボスに助けられながらなんとか出来た。しかし発表は自分一人でどうにかしなければいけないため、かなりの不安を抱えていた。ネットで学会発表を調べた所、質問が怖いと聞いたからなおさらだった。
そのため、以下の2点をやった。
- 1分の概要説明を準備し、ひたすら1分で説明する事を練習
- すぐに端的に説明するため。
- 研究室内で発表練習
当日やった事・意識した事
原稿を書き上げるために少なくない時間を有したため、初めての学会発表だが、挑むからには賞が欲しかった(論文の内容をもとに決まる賞と、聞いた人が投票する賞があった)。
聞いた人が投票するため、そもそも多くの人に聞いてもらう必要があると考えた。(数人しか足を止めて見てくれなかったと書かれていたブログを見かけた気がする)
そのため、発表時に意識した事は2つ。
- 楽しそうに発表する
- 難しい事でも楽しそうに話されると、難しく感じない事があったため(ラボのボスがこのタイプ)
- 私自身がどんな人に投票したくなるかを考えた際、つまらなそうに発表している人より、楽しそうに発表している人に投票したいと思ったため。
- 自信をもって発表する
- 自信なさげに発表したら、すごい物もすごくなくなると思ったため。
初めての研究であったため、この研究テーマには深い愛着があった。楽しそうに発表するという点では興奮を抑えずに発表すれば、伝わると思った。また内容に関する自信はすぐに身につけられる物ではないため、せめて発表に対する自信をつけようと思い、めちゃ練習した。1分間概要説明の原稿を50回ほど読んで、発表に対する自信は最低限つけた。
やった事は2つ
- 【足を止めてもらうための施策】目の前に人が通ったら「こんにちは!1分間ほど概要を聞いていただけないでしょうか?」と言う。
- 1分だったら、ポスターを見るより聞いた方が理解するのが速い為、同意してくれると思った。
- こちらから声をかけてお願いした方が断りにくく、何も言わないよりかは、足を止めてくれると思ったため。
- 【今後の研究のため】指摘された事はメモる
- 緊張で内容を忘れそうと思った。
当日の反応
意外だった。発表時間の最初から最後までずっと人がいた!!!!!
割とみんな見られる学会かと思ったが、あまり人がいないポスター発表も存在していたため、そういうわけではなさそう。
個人的な分析としては、目の前に人が通ったら「こんにちは!1分間ほど概要を聞いていただけないでしょうか?」と言う施策により、足を止めてくれる人が多かったからだと思った。私自身、ポスター発表を見る側に回ってみたのだが、見る時間は限られているため、人が集まっている発表を見に行きたくなったからだ。
また、学会怖くなかった!突っかかるような質問もされなかったし、議論は普通に楽しかった。(たまたま暖かい学会だった可能性もある)
まとめ
学会怖くない。端的に発表する練習をする。楽しそうに自信をもって発表する。ポスターを見てくれたら声をかける、議論内容はメモる。